KISS & HUG 田渕弥幸です。
資格申請の為に臨床をさせて頂いて以来20年、
毎月2回音楽療法を導入して下さっているSセンター、関連施設OSセンターやO園さん。
データを取らせて頂いたり、QOL向上を目指しスタッフさんと協力して音楽で居場所作りをしたり。高齢者臨床の原点でもあります。
そんなSセンターさんと今でも続けているのが音楽療法感想ファックス。音楽療法計画としてセッション目的やテーマ、使用予定曲や回想に使う道具などをFAXして、
セッション終了後は担当してくれたスタッフからの感想をREファックス。スタッフ目線からの率直な感想でセッションを反省し気づきをもらい次のセッションに役立てます。
セッション終了後にお話しできれば1番良いのですが、介護現場は忙しくなかなか時間が取れないのが現状です。
冬の過ごし方では女性は編み物をした人が多くマフラー、セーター、帽子、手袋など〜指先から紡ぎ出された作品は沢山!
昔は既製品はなかったので手編みはマスト。Sさんの帽子は手作りですよと教えてもらったり、Aさんは座布団カバーも編んでいますとスタッフからの情報は有難い!
都はるみの『北の宿から』ではセーター
『母さんの歌』では手袋が出てきます。
そこで皆さんに『母さんの歌』を歌ってもらったあと『お母さんの名前はなんですか?』と質問して答えを直ぐにパソコンで表示し視覚にも入れる工夫もしています。
次回のセッションでは、お母さんの名前を先に出して誰のお母さんか当ててもらう逆バージョンも計画しています。
【感想ファックスより】
馴染みのある曲では皆さん張り切って歌われ、母さんの歌では泣いている方もおられお母さんのことを思い出せているのだと思った。羽根つきはとても懐かしく、張り切ってする姿が見られ活気のある音楽療法の時間だった。
音楽脳トレを通じて一人一人の発語や回想を促す事が出来ていて、楽しみながら運動や脳活性プログラムは参加者の満足度を非常に高いものにしている。
いろんな楽器を持って歌って表情の変化がありました。
職員の飛び入り参加で利用者さんもとても喜ばれていました。
季節の歌や脳トレで、楽しみながらしっかり声を出す事が出来ました。初参加された方も大変満足されていて次回を心待ちにされています。