【音楽療法】患者さんの思い

KISS &HUG 田渕弥幸です。

金曜日は病院での音楽療法の日です♬

神経学的音楽療法では医師からのオーダーで患者さんのリハビリに19の技法を用い積極的介入をするのですが、H病院の理事長先生は日々リハビリに励んでおられる患者さんにはそれよりも癒しの時間が必要と考えられ、病棟での音楽療法を導入してくださいました。

今日は退院された患者さんの手紙を紹介します。

『家に帰ろうと思ったのは音楽療法のおかげです。
最初は病室に懐かしい音楽が聴こえてきて、毎週金曜に音楽をしていると介護士さんが教えてくれました。
勇気を出して出て行ってみると、リクエストを募集していて弾いてくれるという事を知りました。それから毎週金曜が楽しみになりました。
リクエストを考えていると誰の曲か題名はなんだったか?
歌い出しだけ書いて出したら先生が歌詞を書いてきてくれて思い出して歌う事が出来ました。
それから色んなリクエストを考えて出すのが楽しみになりました。
昭和の歌なら全部歌えると自負していましたが、他の人のリクエストは知らない曲もあってそれを知るのも楽しかったです。入院して唯一の楽しみが音楽療法の時間でした。
そして自分に希望が出来ました。
のど自慢《全国放送》に出たいという事です。
先生に会えて良かった。
これからもずっと続けて下さい。』

こんな嬉しいお手紙をいただきました♬

毎週金曜日、ドキドキしながらリクエストボックスを開けてパワーポイントに歌詞を書き、
知らない曲は楽譜を探し、それでもなかったら耳コピして弾いていました。
正直短時間にこれをこなすのは大変な作業ですが、患者さんの希望に繋がったと思うとこれからも頑張れます‼️